花粉は油汚れと一緒です。
油汚れを水でいくら洗車しても油が広がり続けるだけで、きれいにはなりません。
そして、この花粉の汚れは放置しておくとシミになり
愛車がかわいそうな事になるので、ここではどんな事をすれば
花粉汚れをきれいに落とせて、花粉を防げる事ができるのか?
おすすめの洗車コースを紹介させて頂きます。
なぜ花粉が原因で車が汚れるのか?
花粉が飛んでいる状態の時は球体形状で、普段は外側に膜が貼られていて水に濡れることで膜が割れます。
その中からでてくる、いまいましいものが
「ペクチン」
と呼ばれるたんぱく質成分でネバネバしている特徴があります。
このペクチンという可愛らしい名前とは裏腹に
やっている事は残酷で、車の塗装を侵食し放置しているとシミになり、洗車してもそのペクチンが取れない事も
花粉、黄砂、PM2.5は仲良し
花粉の時期は、黄砂もpm2.5も同時にやってきます。
花粉は、車を汚すだけではありません。
花粉症というアレルギー症状を引き起こす
「悪魔の花粉」
黄砂は、中央アジアのゴビ砂漠、タクラマカン砂漠、モンゴルの黄土高原などの目に目えない土と砂がふわふわと日本にやってくる
「悪魔の粒子」
PM2.5は中国からくる大気汚染で喘息や循環器に多大なる影響を及ぼす
「悪魔の砂」
そんな3つの悪魔的そよ風は2月~4月まで一緒にやってきます。
この3つが合体すると強力なパワーを持ち始めます。
ブーストしたポケモンみたいな感じですね。
こんなのが、車に付着したら普段やっている洗車方法ではもう洗ってもなかなか落ちません。
もしろ、キズだらけになってしまいます。
花粉を放置し続けた車の末路を写真で公開
雪のように花粉がドンドン降り積もった状態を
約2週間放置してみました!
これが車の前の部分↓
こちらが、ルーフ部分↓
ある意味芸術ですね。
こうなってしまってはシミどころではない。
逆にコーティングされている感じがします。
花粉コーティング♪(^_^)v
・・・いや、これはさすがに嫌
花粉汚れをきれいに落とす方法
花粉を放置しているとシミになります。
しかし、夏が来るとそのシミは消えます。
どういう事かというと、この花粉のペクチンという成分は熱に弱い特性と分かっています。
お湯をかけると一撃でシミが取れるんです。
できれば熱湯(80℃)を車のボディーにこれでもかってくらいかけて
ペクチンを排除してあげると、シミも簡単に消えてなくなります。
そう、夏になると花粉のシミが消えるというのは、
夏はボンネットの温度は高温になるので、ペクチンは自然に取れるんです。洗車するのが面倒臭い人は、そのまま放置してもいいでしょう。ただしあまり放置し過ぎるとシミが塗装に浸透してしまうので、そうなる前に洗車しましょう。
花粉汚れを取るのにやってはダメな方法!
・ゴシゴシスポンジで水洗い
花粉の時期は、黄砂も一緒に空気中で飛散しているので、
ボンネットには小さい見えない砂が付着しています。
スポンジでやさしく水洗いしてもその砂が原因でボディーにキズをつけてしまう恐れがあるので、絶対に水洗いでスポンジゴシゴシはやめておいてくださいね。
・ドライヤーで温めながら洗う
悪くはないやり方なんですが、
ドライヤーで温めながらシミを取っていたら日が暮れてしまうので、それなら熱湯をかけてあげたほうが早く花粉汚れが落ちます。
・外でワックスやコーティング
車を奇麗に洗車したあと、
自分でコーティングやワックスをかける人もいますが
花粉は24時間無休で降り注いでくる、ブラック企業も勝てない企業戦士です。
そんな戦士は車を奇麗にして洗った瞬間、花粉をまき散らし
ワックスに入りこんでしまい、
逆に花粉汚れが取れない場合もでてきます。
なので、ワックスやコーティングをしたい場合は、
せめて屋根のある場所で行って下さい。
もしくは、液体コーティングができる洗車機を利用するのがベストです。
おすすめの花粉汚れを取る方法!
・高圧洗浄で洗い流す
・洗車機にかける
私がおすすめしたいのは、この2つ。
高圧洗浄を持っている人は、お湯で洗い流すときれいに取れます。
持っていない人は、洗車機に入れちゃえばほら
嘘かと思われるかもしれませんが、
これ、前洗いとか何にもしてない状態でただ洗車機に入れたらこうなりました。
なーーんもせず、汚い花粉まみれの車をただ洗車機に入れたらこうなったんです。
どんな洗車コースを選べばこんなに綺麗になるのか?それは・・・
おすすめの洗車コース
花粉の時期に全てのコースを試してみた結果
やはり一番良いと思ったコースは・・・ありません。
・・・ないって\(-o-)
というのも、先ほど言った通り花粉を落とすには熱湯をかけるのが
どんな洗剤使うよりも効果的なんです。
ただし、洗車機には高圧洗浄を使っているので花粉のよごれを吹き飛ばしてくれます。
これらを活かして、僕がおすすめするコースの特徴は
・往復回数が多いコース
・高圧洗浄を使うコース
・コーティング剤、撥水コートを含むコース
ガソリンスタンドによっては、洗車機の種類もコースも様々だと思いますがどこも大体同じです。
今回は僕が働いているエネオスの洗車コースを紹介します。
エネオスには、
・水洗い
・ワックス洗車
・撥水洗車
・Gプロテクト
・ビーナスガード
があります。なんかいろいろあってよく分からないと思いますが、
私が一番注目するコースのポイントは、どれくらい往復してくれるか?です。
例えば水洗いコースだけですと、0.5往復しかしてくれません。
しかし、一番高いコースなら3.5往復で高圧洗浄も、
コーティングも撥水も全て含まれています。
値段は高いですが、僕の車(2週間放置した花粉まみれ)でもたったの7分でピカピカになりシミもとれました。
値段を抑えたい人は?
撥水コートのコース(500円~800円)
プラス、「ていねい洗車」というオプションがあれば押してみましょう。
ていねい洗車というオプションは、洗車機が+1往復してくれるという意味で
200円でオプションが受けれます。
水洗い(300円)とオプション
ていねい洗車(200円)、高圧ジェット(200円)
合計で、700円ですみます。
水洗いだけでは、さすがに頑固な花粉汚れは落ちませんので洗車機を使うなら最低700円は使うことになります。
僕がオススメする「ビーナスガード」と他のコースとの違いは
コーティングの持続日数と艶の質の違いです。
一番高いコースがビーナスガードですが、しっかりコーティング機能が備わっていて
1~2カ月間くらいは何もしなくても効果を保っていられます。
コーティング効果が長く保たれるとなにが良いのかというと、
花粉が付いても簡単に拭きとる事ができるんです。
車の天井部分が積もった状態で、
ただのお湯を染み込ませたタオルで軽く拭いてみると↓
一拭きでこんなに簡単に拭き取れます。
2カ月弱はコーティング機能が保てるので高い洗車コースでもコスパが良いと思います。
花粉汚れを防ぐ方法
花粉から車を防ぐには、地下シェルターに駐車して
花粉が過ぎ去った6月頃に出す以外ありません。
それほど花粉はいろんな場所で降り注いできてます。なので屋根がある駐車場に止めているぐらいでは何にも効果が無いといっても良いでしょう。
ではどうすればいいのか?
私なら
・頻繁に洗車する
・コーティング剤が含まれている洗車コースを選ぶ
特に雨が降った後、花粉の膜が破裂しペクチンが付着するので
雨が上がった後は熱湯を使い花粉を拭きとるようにしています。
面倒なら、洗車機にいれちゃうのが一番です。
さいごに
花粉は塗装を傷つけ、シミを作ります。
花粉の時期できる事はなるべく
洗車の頻度を増やし
雨が降ったあとはかならず汚れを拭き取る
拭き取る時はできるだけ熱い熱湯を使いゴシゴシ拭き取らないで、ソフトタッチで洗車してあげる。
面倒臭いなら、洗車機の高いコース(コーティング剤が含まれているコース)を選んでみてください。
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