車の空気圧の単位って何だか分かりにくいと思いませんか?
それもそのはず、なんと空気圧の種類は
車によって変わり、空気圧の単位がばらばらなんです。
外国で使われている単位、国際単位など
そして、実際に空気圧を入れる時
どの数字を見ながら入れればいいのか?
僕自身もよくわからなかったので、
分かりやすく簡潔に説明していきます。
車のタイヤ空気圧の種類について
車のタイヤ空気圧に使われている種類は
全部で約4種類。
・kPa(キロパスカル)
・kgf/㎝2(キログラムフォース)
・bar(バール)
・PSi(ポンドスクエアーインチ)
・kPa(キロパスカル)
日本で走っている日本車なら、
ほとんどこの国際単位(kPa)を使っています。
上の写真でも分かる通り、kPaは260という数字になっているので
タイヤの空気圧の単位は260kPaという事になります。
・kgf/cm2(キログラムフォース/平方センチ)
上で紹介しているkPaになる前の単位です。
こちらも日本でよく使われている単位で
タイヤ空気圧の単位をよく何キロと言う場合には、
このkgfの単位数字で言われる事があります。
kPaとkgf/㎝2は何が違うの?
上の写真は僕の車の空気圧シールの写真ですが
ほとんどの車には、僕と同じようなkPaとkgf/㎝2が一緒に表示されています。
僕的には、どれか1つだけ表示してほしいのですが・・・
何が違うのかというと、単純に数字の桁が違います。
それだけの違いです笑
・kPa(キロパスカルの場合)260
・kgf/㎝2(キログラムフォースの場合)2.6
1kgf/㎝2は、98.0665kpa
1kgf/㎝2は、約100kpa
kPa→kgf/㎝2に換算する場合は?
100で÷と、kgf/㎝2になります
例)230kPa→2.3kgf/㎝2
kgf/㎝2→kPaに換算する場合は?
100を×と、kPaになります。
例)2.3kgf/㎝2→230kPa
・bar(バール)
かつては、気象分野で使用されていた単位です。
欧米では今でもこの単位で使っていて
BMWなどの外国車の空気圧表示はこのbarを使っています。
kgf/㎝2=bar
barは、kgf/㎝2と一緒の値です。
2.6barは、2.6kgf/㎝2です。
・PSi(ポンドスクエアーインチ)
PSiは、Pound per Square Inch
ポンドを使っているアメリカ人には馴染み深い単位です。
車のタイヤ空気圧での表示ではなく、
自転車の空気圧の表示ではこのpsiを多く使用されています。
psiをkgf/㎝2換算するには?
psi×0.07をかけます。
例)
30 psoi ×0.07=2.1kgf/㎝2
40 psoi ×0.07=2.8kgf/㎝2
50 PSI × 0.07=3.5kgf/㎝2
外車タイヤ空気圧を換算する必要がある理由
外車の車は、barもしくはpisで表示されています。
日本で空気圧をチェックできる場所はガソリンスタンドや
カーショップで無料で出来ますが、
自分で空気を入れなくてはいけない場合もあると思います。
空気をいれる機械を、エアーキャリーと呼んでいます↓
もちろん固定式や移動式など様々なタイプがありますが
この空気圧の単位は、kPaで表示されている所がほとんどなんです。
ほとんどのエアーキャリーはkPaで表示されている。
という事は、kgf/㎝2,bar,psiは全てkpaに換算するしかないんですね。
面倒くさいですよね~
でも大丈夫です。
kgf/㎝2をkpaに換算するには、ただ100かけてあげたらOK。
barは、kgf/㎝2と一緒だから問題無し。
しかし、psiは0.07かけなければいけないのでややこしい。
という事で↓で換算表を用意したので見て下さい。
外車でも安心!簡単早見表
車の空気圧は、180~300kpaです。
なので、kpaを基準に表を作ってみました。
kpa | kgf/cm2とbar | PSI |
180 | 1.8 | 26 |
190 | 1.9 | 27 |
200 | 2.0 | 28 |
210 | 2.1 | 30 |
220 | 2.2 | 31 |
230 | 2.3 | 33 |
240 | 2.4 | 34 |
250 | 2.5 | 37 |
260 | 2.7 | 38 |
270 | 2.8 | 40 |
280 | 2.9 | 41 |
290 | 3.0 | 43 |
300 | 3.1 | 44 |
さいごに
タイヤの空気圧を自分で入れるのが初めての方は
こちらを見て頂けると、写真付きで分かりやすく載せているので
ほんの数分で自分のタイヤがパンパンになり、燃費が上がり走りやすくなります。ぜひ見て下さい。
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